
救急医療
開院以来、救急医療を一貫して行っている病院です。
二次救急医療機関として輪番日以外でも整形外科・脳神経外科で、入院治療が必要であり重篤な患者さんを休日や夜間でも応需可能としております。
手術
当院の治療は、救急に対応した体制をとっております。
入院となられた方で手術治療を受ける方は65%です。
整形外科2023年度の手術件数は778件でした。
骨折手術は年間400件以上、大腿骨頚部骨折の手術は年間200件行っています。
外傷による骨折治療以外にも靱帯断裂形成手術等、整形外科医師がチームとなり、幅広く手術を行っております。
脳神経外科当科は頭部外傷および脳卒中に対する救急医療を中心に診療を行っています。
院内に重症管理室、リハビリテーション施設、一般病床が併設しており急性期治療、早期リハビリテーションから病態が落ち着くまでの一貫した治療が可能です。
脳血管障害に対しての治療は開頭手術だけでなく、血管内手術あるいは両者の併用により、病態に応じた最善な治療方法を選択しています。
脳梗塞に対しては急性期のt-PAによる血栓溶解療法をはじめ、種々の治療を行っています。
リハビリテーション
当院は55床と大きくはない病院ですが、利点として職員相互の情報交換を密にできます。
一人一人の患者さんを病院全体が医療チームとして支えています。
その一員としてリハビリテーション職員も参加しており、時に患者さんに対して窓口となり、患者さんの抱えている問題を少しでも解決できるように病院の機能を活用、調整しています。
◆リハビリテーションの流れ
・発症・受傷→(手術→)手術・発症翌日→退院(or転院)→在宅
医師からリハビリテーション指示、早期リハビリテーション開始。
原則として手術・発症翌日からリハビリテーションを開始しています。(特別な状況を除きます)
急性期病院のリハビリテーションとしての役割を果たすために、発症または受傷早期からのリハビリテーションの介入を積極的に行っています。
・多職種カンファレンス(医師・看護師・リハビリテーション職員・事務職員)
多職種からなるカンファレンスを頻回に行い、医師・看護師・事務職員と連携しながらリハビリテーションを進めています。
・リハビリテーション内容の再検討・変更
担当リハビリテーション職員による綿密な症状分析の上、最適と思われるリハビリテーションを患者さん本人・家族と話し合いながら進めていきます。
また、回復に応じて常に内容を再検討して変更していきます。
・患者さん・家族への説明
長期の入院が必要な場合など、転院が適切と判断される場合には、本人・家族と話し合いながら進めていきます。
転院先での治療が安心して受けられるように、近隣の転院先病院・施設と連携を取っています。