◆第一病院の特徴◆

救急医療

開院以来、救急医療を一貫して行っている病院です。
二次救急医療機関として輪番日以外でも整形外科・脳神経外科で、入院治療が必要であり重篤な患者さんを休日や夜間でも応需可能としております。

下記は当院の救急車搬送件数の実績です。

救急車搬送者数
当院は、主な診療科を整形外科と脳神経外科とし、外傷患者さんを多数診ております。
2018年に救急車で搬送された患者さんは、外傷による割合が7割を占めています。
また、搬送された患者さんの24%が入院となっています。
年度別初心救急患者総数
「DPC導入の影響評価に関する調査」の「救急車による搬送の有無での調査」結果において、外傷の受け入れが多いこともあり救急車による搬送率(退院患者数による入院)が2017年度55.0%と、全国平均よりも高くなっているのが特徴です。
救急車搬送と手術実施の割合

小規模な我愛羅多数の救急車を受け入れております。
全国病床規模別施設数割合(8.480病院)救急搬送患者の受入数別割合(二次救急医療機関2.957施設)

手術

当院の治療は、救急に対応した体制をとっております。入院となられた方で手術治療を受ける方は65%です。
2015年度の平均在院日数が19日から2018年度は12日と短縮されたのは、手術日を増やし、手術までの待機日数が短縮したこと、それにより術後の早期のリハビリテーションにつなげることで、入院期間を短くする結果を出しております。

手術件数

麻酔科医の勤務など早期手術鵜を可能にする体制を整えてことで、手術待機日数が2018年度大腿骨頚部骨折手術約2.9日、鎖骨骨折手術は約1.7日と大幅に短くなりました。待機日数が短くなったことで、患者さんにいい結果をもたらしております。
2017年度「DPC導入の影響評価に関する調査」において退院患者数に占める手術実施患者数の割合58.1%と全国平均よりも高くなっているのが当院の特徴です。

救急車搬送と手術実施の割合

整形外科

2018年度の手術件数は540件でした。骨折手術は年間400件以上、大腿骨頚部骨折の手術は年間185件行っています。外傷による骨折治療以外にも靱帯断裂形成手術や脊椎固定手術等、4人の整形外科常勤医師がチームとなり、幅広く手術を行っております。

手術実績はこちら

 

脳神経外科

当科は頭部外傷および脳卒中に対する救急医療を中心に診療を行っています。

院内に重症管理室、リハビリテーション施設、一般病床が併設しており急性期治療、早期リハビリテーションから病態が落ち着くまでの一貫した治療が可能です。

脳血管障害に対しての治療は開頭手術だけでなく、血管内手術あるいは両者の併用により、病態に応じた最善な治療方法を選択しています。

脳梗塞に対しては急性期のt-PAによる血栓溶解療法をはじめ、種々の治療を行っています。

 手術実績はこちら

リハビリテーション

個々の症状に合ったリハビリテーション

◆当院のリハビリテーションの特長
満足82% 普通18% 不満0%

継続的に行っている院内アンケート調査の結果、患者さんから常に高い満足度を頂いているという特長があります。2016年度の満足度は82%、不満解答は0という結果でした。

当院は、質の高いリハビリテーションを行うことは当然の責務としながら、患者さんが安心して当院の治療を受けられることを重要視しています。

急性期病院である当院においては、突然の発症・受傷により生活が一変し、不安になっておられる患者さんがほとんどです。患者さんにマンツーマンで共に歩むリハビリテーション職員が個別に担当します。患者さんの困っていることや訴えをしっかりお聞きするとともに、適切に症状や治療についての情報を説明するようにしています。

当院は55床と大きくはない病院ですが、利点として職員相互の情報交換を密にできます。一人一人の患者さんを病院全体が医療チームとして支えています。その一員としてリハビリテーション職員も参加しており、時に患者さんに対して窓口となり、患者さんの抱えている問題を少しでも解決できるように病院の機能を活用、調整しています。

理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の職員が11名在籍しており、質の高いリハビリテーションを行っています。

◆リハビリテーションの流れ
・発症・受傷→(手術→)手術・発症翌日→退院(or転院)→在宅
医師からリハビリテーション指示、早期リハビリテーション開始
原則として手術・発症翌日からリハビリテーションを開始しています。(特別な状況を除きます)
急性期病院のリハビリテーションとしての役割を果たすために、発症または受傷早期からのリハビリテーションの介入を積極的に行っています。

 
・多職種カンファレンス(医師・看護師・リハビリテーション職員・事務職員)

多職種からなるカンファレンスを頻回に行い、医師・看護師・事務職員と連携しながらリハビリテーションを進めています。

 
・リハビリテーション内容の再検討・変更

担当リハビリテーション職員による綿密な症状分析の上、最適と思われるリハビリテーションを患者さん本人・家族と話し合いながら進めていきます。
また、回復に応じて常に内容を再検討して変更していきます。

 
・患者さん・家族への説明

長期の入院が必要な場合など、転院が適切と判断される場合には、本人・家族と話し合いながら進めていきます。
転院先での治療が安心して受けられるように、近隣の転院先病院・施設と連携を取っています。

 
・訪問リハビリテーション 通院リハビリテーションが困難な場合など、病状により訪問リハビリテーションが適切と判断される場合には、本人・家族・医師と話し合いながら進めていきます。